「さあ、現実を超えた体験へ。」をテーマに9月21日(木)~24日(日)に幕張メッセ(千葉)で東京ゲームショウ2017が開催されました。
今年も家庭用ゲーム、スマートフォン、PCなど、さまざまなプラットフォームに向けた幅広いジャンルの新作タイトルやサービスが発表され、会期4日間の総来場者数は25万4,311人と大盛況になりました。
東京ゲームショウ2017結果速報!
総来場者数 25万4,311人
盛り上がるe-Sportsムーブメント。ゲームビジネスのアジアのハブに。東京ゲームショウ2017(主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会[略称:CESA、会長:岡村秀樹]、共催:日経BP社[社長:新実 傑]、会場:幕張メッセ/以下、TGS2017)は、9月21日(木)から24日(日)まで開催され、会期4日間の総来場者数は、25万4,311人となりました。
引用:https://exponet.nikkeibp.co.jp/tgs2017/notice/event_news/35/file_ja_0/tgs_release_20170924.pdf
リザベーション・エンジンは、昨年より株式会社ソニー・インタラクティブエンターテイメント様(以下、SIE様)のプレイステーションブースにおける試遊予約に採用され、ファンの方々や、ゲーム機・タイトルの試遊を希望されるお客様の事前予約の受付、管理を担ってきましたが、今年もたくさんのお客様の予約をリザベーション・エンジンで無事受け付けし、ブース運営をサポートすることができました。
出典:http://www.jp.playstation.com/events/tgs/
予約の窓では以前、アクセス負荷をテーマに『予約システムが重い!繋がらない!アクセス集中による負荷対策をおこなうには』という記事を公開していますが、プレイステーションブースにおける試遊予約も毎年相当数のアクセスがあり、慎重に負荷対策をおこなって東京ゲームショウの開催に臨んでいます。
今回は対策方法の一部をご紹介いたします。
目次
アクセス負荷を減らすためのシステム改修をおこなう
トップページにアクセスしたときに呼び出されるプログラム処理を極力少なくなるように改修をおこないました。
画面が表示されるたびに計算していた在庫数をあらかじめデータベースに保存しておく、予約カレンダー上で複数のゲームタイトルの予約状況が表示されないようにする…など、アクセス負荷によってボトルネックになり得る部分を改修し、対処しておくことで、標準仕様よりも高いパフォーマンスを実現することができました。
※画像は開発中のサンプルです。
負荷検証を実施し、想定するアクセスに耐えられるサーバー構成を提案
複数のWebサーバーで負荷分散できるサーバー構成にしていますが、Webサーバーをどれだけ用意すべきか判断するために、あらかじめ想定される負荷を疑似的にサーバーにかけ、その環境下でストレスなく動作するか動作検証をおこなうことで、適切なサーバー構成を準備することができました。
アクセス状況に応じたサーバー構成の変更でコストパフォーマンスの向上も図る
サイトオープン(予約受付開始)からしばらくの間にアクセスが集中することから、オープン後のアクセス状況、サーバーリソースを有人で監視し、万が一の障害発生に備えました。
アクセスが落ち着いたのち、それに合わせてサーバー台数も減らすことで、サーバー費用のコストパフォーマンスを最適化することにも成功しています。
SIE様のブース運営をリザベーション・エンジン エクスパンド版がサポートし、東京ゲームショウ2017年は無事閉幕
SIE様が採用したリザベーション・エンジンのエクスパンド版はカスタマイズに対応し、専用のクラウド環境上で運用することができます。
これに加えて開発元であるインタークエストの負荷対策ノウハウを活かすことで、東京ゲームショウの試遊予約のような大量アクセスにも耐える安定した予約受付環境を提供し、無事閉幕を迎えることができました。
来年の東京ゲームショウ2018も幕張メッセで開催が予定され、今から活況が予測されることから、本年度のアクセスや負荷データを集計・分析、対策を準備することで、SIE様のブース運営成功に引き続き協力してまいります。